2014年4月22日火曜日

西洋記23

第十二回 張天師単展家門 金碧峰両班賭勝

 度牒をとりあげ、辺境で従軍させるという張天師に、長老は何の力があって仏教を滅ぼそうとするのかと問う。
 張天師は、自らの道法、修練、丹砂などについて語り、宋に仁宗皇帝が作った賦をあげて、三教のうちで、ただ道教だけが尊いのだという。
 居丈高な張天師に対して、長老はボロ寺に住んで、貧しい身なりをしていますと謙遜しつつ、出神遊覽の術をご教示願いたいといい、二人は神通力を競うことになる。

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