第二十一回 軟水洋換將硬水 吸鐵嶺借下天兵
碧峰長老は船を止めさせる。軟水洋についたのではないかと言われて、三宝太監はおびえる。
碧峰長老は竜宮に行き、東海龍王・敖広に面会する。
東海龍王は軟水洋の事を話す。
太宗と玄奘の西天取経の由来の話が出る。
碧峰長老が鉢を用いて軟水を去り、船は前に進めた。
次の難所は吸鉄嶺。牒文を焼き、霊霄宝殿の玉帝に、吸鉄嶺を越えるときに天兵に錨などを運んで欲しいと奏上する。三十六天罡が天兵を率いてやって来て、錨などを運ぶ。また、碧峰長老は西海龍王・敖順に頼み、一千の水獣を出して船を運んでもらう。
2015年9月28日月曜日
2015年9月15日火曜日
西洋記35
話をして、兵士たちが海の水を飲んでいるので塩で体をこわしたことがわかる。碧峰長老の船だけは水を取るときに碧峰長老の数珠を使って真水にしていたので無事だったのだ。
長老が、各船に数珠を貸し、真水を取るようにすると、みなは元気になった。
続いて暴風に遭う。
長老が画匠に僧鞋を描かせ、船首に掛けさせると、風が穏やかになった。長老の僧靴には四句の詩が書かれていて、画匠たちはそれも写していた。張天師が、それは達摩祖師の詩であると言い、由来を語る。
二人の元帥が張天師の博識に感心していると、船が進めなくなったという伝令が入る。
長老が、各船に数珠を貸し、真水を取るようにすると、みなは元気になった。
続いて暴風に遭う。
長老が画匠に僧鞋を描かせ、船首に掛けさせると、風が穏やかになった。長老の僧靴には四句の詩が書かれていて、画匠たちはそれも写していた。張天師が、それは達摩祖師の詩であると言い、由来を語る。
二人の元帥が張天師の博識に感心していると、船が進めなくなったという伝令が入る。
2015年9月9日水曜日
西洋記34
第二十回 李海遭風遇猴精 三宝設壇祭海瀆
四匹の小猿が母の命を受け、崖の下を見ると泣いている者がある。声をかけ、母に言われて藤の蔓を綱にして李海を助ける。李海が母猿に目通りすると、母猿は婦人の姿に、小猿たちは下僕の姿に着替え、李海をもてなし、李海と母猿は結婚する。
山上で雷のような音を聞いた李海が母猿に問うと、雷ではなく大蟒が下山して水のところに行く時に立てている音だという。
蟒が持つ夜明珠を取って献上しようと思い、李海は大蟒を倒そうと考える。
計略を立て、大蟒の命数が定まったという李海。老猿も指を折って占い、大蟒の命数が定まっていると言う。
李海は、自分は諸葛孔明の馬前神数を使ったと言う。李海は大蟒の通り道に槍をしこみ、倒した大蟒から夜明珠を取り出す。老猿は、術を使って李海の腹に珠を収める。珠は生きていて、生き血を養分としているのだという。
李海は老猿から恐れられたのを知り、身を慎み、宝船が行って戻ってきて、連れ帰ってくれるのを待っている。
さて、宝船の方は、祭りを行ってからは波が静まり、順調に海を進んだのだが、数日して、兵士たちがみな疲弊して寝てしまうという事態が発生する。ただ、国師の船の部下たちだけは無事であった。
四匹の小猿が母の命を受け、崖の下を見ると泣いている者がある。声をかけ、母に言われて藤の蔓を綱にして李海を助ける。李海が母猿に目通りすると、母猿は婦人の姿に、小猿たちは下僕の姿に着替え、李海をもてなし、李海と母猿は結婚する。
山上で雷のような音を聞いた李海が母猿に問うと、雷ではなく大蟒が下山して水のところに行く時に立てている音だという。
蟒が持つ夜明珠を取って献上しようと思い、李海は大蟒を倒そうと考える。
計略を立て、大蟒の命数が定まったという李海。老猿も指を折って占い、大蟒の命数が定まっていると言う。
李海は、自分は諸葛孔明の馬前神数を使ったと言う。李海は大蟒の通り道に槍をしこみ、倒した大蟒から夜明珠を取り出す。老猿は、術を使って李海の腹に珠を収める。珠は生きていて、生き血を養分としているのだという。
李海は老猿から恐れられたのを知り、身を慎み、宝船が行って戻ってきて、連れ帰ってくれるのを待っている。
さて、宝船の方は、祭りを行ってからは波が静まり、順調に海を進んだのだが、数日して、兵士たちがみな疲弊して寝てしまうという事態が発生する。ただ、国師の船の部下たちだけは無事であった。
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