『平妖伝』神怪小説(神魔小説)
明、万歴間刊といわれる二十回本を 三国志演義で有名な羅貫中が書き(編著)、後に明末の人、三言などで有名な馮夢龍が四十回本『新平妖伝』『三遂平妖伝』に改めたとされる。
日本語には何度も翻訳されているので、 読みたければ平凡社(古典文学大系36)、ちくま文庫などで。
おすすめは価格も手ごろなちくま文庫の佐藤春夫訳だが、今は絶版。そして、途中からは佐藤春夫ではなくなっていたと思う。尻すぼみ感が否めなかった。
二十回と四十回で、はっきり手の違いがわかる。
二十回はわりとかっちりしていて、四十回全体だと華やかさ面白さ整合性がUPしています。
冗長な部分を減らして、整合性をつけ、娯楽度をあげたといえばいいのかな。
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