2015年10月20日火曜日

西洋記41

第二十四回 唐状元射殺老星 姜金定囤淹四將

 唐英が矢を射るが、姜老星がにらむと矢がそれる。三本とも矢がそれたので、姜老星が射る番だと言う。唐英は矢をそらしたのなど珍しくもないと言い、見たことも聞いたこともない三つの射法があるという。射天、射山、射石頭。
 天を射ることなどできるわけがないと言う姜老星。唐英が天を射ることができたら降参する、射ることができなければ唐英が降参ということになる。
 軍用には、狼牙棗子箭、一寸二分闊的鏟馬箭、響撲頭箭がある。唐英は音を立てて飛ぶ撲頭箭を放ち、天を射たと見せ、空を見上げている姜老星をだまし討ちにし、射殺す。

0 件のコメント:

コメントを投稿