2015年10月7日水曜日

西洋記38

 数日進むと、藍旗官が錨を降ろさせた。何があったのかと三宝太監が驚く。藍旗官が、人がたくさんいて建物もあるから西洋の国に違いないという。
 人をやって確認したところ、そこは、「哈密西関」で、さらに先に「金蓮宝象国」があるとわかる。
 支度を調え、金蓮宝象国に向かう。

 征西左先鋒の大将軍・張計、別号西塘。定元の人で、もとは南京羽林左衛総指揮が名乗り出て、一番先に向かう。


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